屍鬼
小説下巻をナナメ読みしてみました。結構忘れてました。10年近く前なので無理もないですけど。
マンガ版がかなりエピソード削ってることはわかりました。もう下巻の内容にはいってるんですね。
以下ちょっとした再読感想。
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読み終わって「そういえばものすごくやりきれないって感じたんだった」と思い出しました。なんというか人間も屍鬼もすべての努力が崩壊していき、ただただやりきれない…。そんな中である意味一人何かを手に入れてしまった(しかも人間側を捨てて)静信が気に入らなかったんですね。
序盤で夏野&田中姉弟のこどもチームと敏夫&静信の大人チームが協力出来ていたら、こんなことにならなかったんだろうかとも考えましたが、夏野と田中家の悲劇は救えたかもしれませんが大筋変わらない気がしますね。
以前と少し印象変わったのが夏野で、彼は死んで起きあがらなかったことでこの話に強い影響を与えているんですね。前は生きていれば人間側の情勢が変わるかもと思いましたが、そうなるには強さが欠けているという気がします。
徹は共感しやすいキャラクターです。自分が起きあがったらこうなりそうという気がします。あと何故か夏野父の結城に共感というか同情しました。夏野の死によって今更望まない地縁が出来てしまったこと。その地縁さえ業火の中に消えてしまう…。ほとんど妻のことを思い出しませんが彼女もおそらく死んでるでしょうし。
久しぶりに翌日まで読後感をひきずりました。再読なのに。読み応えある小説ですが、気力をかなり削ぐのでまた読み返すのはしばらく経ってからでしょうね。
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